2021年01月07日

認知症予防10か条

第6条 興味と好奇心をもつように

きおくのっ前段階には、除法の登録がまず行われます。この際に注意の集中と持続が必要活腦素になります。注意が散漫になっていると、新しいことを見聞しても、いわば上の空という状態で、情報が神経細胞に入ってこないことになります。そして情報の登録が正しくなされなければ判断も適切に行われませんので、ぼけの発症につながることになります。



興味というのは、楽しい、おもしろいということが背景にあります。また好奇心は未知のものを知りたい活腦素、あるいは探りたいという意欲があります。そして、興味も好奇心も前向きの積極的な注意の持続を必要とします。したがって、自分のライフスタイルに興味と好奇心をもっていることはぼけの防止につながるといってよいのです。



私達の心の体験として、没頭体験と見通し体験があります。
没頭体験とは、一つのことに熱中していく体験で、新しい技術を習得するときなどに経験します。
見通し体験とは、自分の現在の作業や行為がどのような結果を生むのかを推測するもので、これによって私たちは自分を客観視、必要ならば軌道の修正を行います。

認知症予防10か条


しかし、見通し体験ばかり多くなって、没頭体験がなくなるのは考えものです。没頭体験には、なんといっても興味と好奇心がが必要な条件になります。興味やボランティア活動、あるいは社会参加は脳の活性化につながり、ぼけの予防に大切な役割を果たすことになるでしょう。

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