ネットに教材、クラウドでどこでも学習試行へ

cc

2021年01月26日 16:22

総務省と文部科学省は、インターネット上に電子教材を置き、学校と家庭の双方でタブレットなどの
端末を使って勉強ができる新たな教育システムを2014年度後半から試行する。



当初は一部の小中高と、特別支援学校の十数校が対象だが、16年度には全国への普及と
海外展開を始める計画だ。

ネット経由でデータを管理・利用する「クラウド」の仕組みを利用雲端伺服器する。サーバーに英数国理社の
5科目の電子教材を置き、学校の授業で使うほか、児童・生徒は自宅でも教材を引き出して
予習や復習をすることができる。電子教材は、文字のほか映像や音声を組み合わせることで
より効果的な学習が期待できる。

学習記録を分析することで、児童・生徒がつまずきやすいポイントを教師が把握でき、
教材や指導方法の改善に役立てることも可能となる。転校する場合にも、学習記録を新しい
学校に簡単に引き継ぐことができる。

タブレットや電子黒板を使った教育は、これまでも国や地方自治体が実施している。
だが、個々の学校単位で行われているため、サーバーの設置や維持管理、教材作成などに
年平均で1000万円近く費用がかかる問題点があった。クラウドの仕組みを利用すれば、
サーバーと教材を共有できるため、費用を低めに抑えることができる。

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当初は一部の小中高と、特別支援学校の十数校が対象だが


教材や指導方法の改善に役立てることも可能となる


タブレットや電子黒板を使った教育は、これまでも国や地方自治体が実施している



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